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妊婦の夫、風疹検査を無料で受けるには

投稿日:2018年10月19日 更新日:

妊婦の家族が風疹の抗体検査・ワクチンを受ける方法は?

妊婦がかかると、赤ちゃんに悪影響を及ぼすことがある「風疹」。妊娠初期の検診で抗体の有無を調べることになっていますが、その結果「抗体がない」とわかった場合、妊娠中ずっと風疹感染の不安を持ち続けることになりますよね。

私は、妊娠初期の血液検査で風疹の抗体が「ほとんどない」(HI法で16)と判明。しかも、2018年の風疹流行と妊娠期間が被ったため、少しでも感染のリスクを下げるために、夫に抗体検査を受けてもらったのですが、この手続きがちょっと面倒でした。

家族が風疹ワクチンを打つと、妊婦に影響するの?

妊娠10週の妊婦検診で私に風疹の抗体がないことがわかったとき、同居する家族(夫)に抗体検査やワクチン接種をしてもらった方がよいのか、悩みました。しかし、実は、私たちはその時点ではそういった対策はとりませんでした。

というのも、夫の意向を確認したところ
「風疹の患者って年間で数人しかいないらしいから、普通に過ごしていれば感染するリスクってほとんどないんだよね? 俺がワクチンを打ったら、それが赤ちゃんに何か影響するかもしれないし、打たない方がリスクが低いんじゃないかな」
というスタンスだったからです。

その時点では、まだ風疹の流行のきざしは全く見えていませんでした。そのため、夫は「風疹に自然に感染するリスク」よりも「わざわざワクチンを打つことによるリスク」の方が怖いと感じたようです。私も、理論上は打った方がよさそうだけど…と思いつつも、感情的には夫に同意してしまいました。そのため、まずは「うがい手洗いなどを徹底しよう」ということで落ち着いたのでした。

妊婦の風疹予防! 私がした対策4つ

しかし、妊娠中期になって風疹流行のニュース。(もともと、風疹は数年おきに流行する病気だといわれているので、こうなる可能性は当然ありました。気になるなら、流行の有無にかかわらずすぐに対策をとるべきだったと今では思います。反省…。)

流行中となると、「風疹に自然に感染するリスク」が俄然高くなってきますよね。
一方、「ワクチンを打つことによるリスク」はどうなのでしょうか?

夫の心配はもっともだと感じていた私は、産科の担当医に相談しました。

その結果…
医師の答えは、「家族が風疹のワクチンを打ったことで、妊婦や赤ちゃんに影響が出たケースはないと言われています。大丈夫ですよ」でした。

また、医学研究でも、妊娠初期に妊娠に気づかずに風疹の予防接種をしてしまった妊婦300人以上を追跡調査した結果、胎児への感染は1~2%にとどまり、実際に先天性風疹症候群になった赤ちゃんはゼロだったと報告されています。つまり、妊婦本人がワクチンを打った場合でもリスクはほぼゼロ、というくらい、風疹の生ワクチンによる有害な影響は少ないようです。

まして、家族が打った風疹ワクチンで、感染力を持つウイルスが排出され、妊婦に感染し、赤ちゃんにも感染し、影響が残る…というのは実質的にありえなさそうですね。

妊婦の風疹対策として、同居する家族に風疹ワクチンを打ってもらうことは安全かつ有効といえそうです。

風疹の検査って何科?小児科や婦人科だけなの?

「風疹が流行しそうなら、俺もワクチンを打った方がいいかな?」と、抗体検査を受けることにした夫。

さっそく、インターネットで風疹ワクチンについて検索してくれました。しかし…

「風疹ワクチンのことが書いてあるのは、小児科や婦人科ばかりなんだけど。男性も打ってもらえるのかな?」

「ほんとだ。何科に行けばいいんだろう?」

妊娠を希望する女性、30~50代の男性は抗体検査をしてワクチンを打ちましょう、とニュースでもさかんに言っています。でも、じゃあ、男性はどこで風疹の抗体検査やワクチン接種ってしてもらえるの? という情報って、ぜんぜん出ていないことに気づきました。

そこでもう少し詳しく検索したところ、私たちの住んでいる東京都中央区では、風疹の抗体検査とワクチン接種を無料で受けられる助成制度があることが分かりました。(2018年9月時点。その後、抗体保有率の低い中高年男性でワクチン接種を3年間無償化することがニュースになりましたね。)

「普通の内科」でも風疹ワクチンは打てる!

「住んでいる自治体+風疹ワクチン」で検索すると、抗体検査やワクチン接種の助成があるかどうかが分かると思います。

東京都中央区の制度は、下記のページにまとめられていました。

先天性風しん症候群対策(風しん抗体価検査及び予防接種費用助成)

このページに、中央区内で風疹ワクチンを接種できる「指定医療機関」の一覧があり、内科クリニックがたくさん挙げられています。つまり、ウェブサイトなどで案内はしていなくても、風疹ワクチンを接種できる内科クリニックはたくさんあるということなのですね。希望する人は、近所の内科などに問い合わせるとよさそうです。

さっそく、私たちも土曜日でも風疹ワクチンを打てるという内科クリニックに電話。
すると…

クリニック「先に保健所にいって、助成金の申請書類をもらってきてください。書類がない場合は有料になり、自己責任で受けてもらうことになります」

私たち(えぇっ。費用がかかるのはともかく、ワクチン接種が“自己責任”になるって怖い…!どういうことなの…!)

ともあれ、妊婦の夫がワクチンを打つ手順は以下の通りだと教えてもらいました。

①保健所で助成金の申請書類をもらう
②内科を受診し、風疹の抗体検査を受ける
③抗体検査の結果を電話で教えてもらう
④結果が陰性の場合、もう1回受診し、風疹ワクチンを受ける

※ちなみに、抗体の有無にかかわらず風疹ワクチンは打っても大丈夫だといわれているので、何度も受診する手間を減らすために「抗体検査をせずに初回の受診でいきなりワクチンを打つ」ことも考えたのですが、「助成のルールとして、抗体検査を受けてからワクチンを打つことになっていますので…」とのことだったので、正式な手順を踏むことにしました。

風疹ワクチン接種歴があると無料にならない?

妊婦の夫がワクチンを無料で打つためには、まず、平日に保健所に助成金申請のための書類をとりに行かなければなりません。幸い、私が妊婦検診の日が近かったので、検診前に時間をとって行くことにしました。

あらかじめ、私たちの住む自治体のウェブサイトで申し込み用紙をダウンロードして印刷し、地域の保健センターに持っていきました。

混雑していることもなく、すぐに受け付けできました。しかし、ここで、一つトラブルが発生。

保健センターのスタッフ「問診票の『風疹MRワクチンの接種歴がある』に〇がつけてありますが、接種歴のある人には助成できないんですよ」

夫の母子手帳を確認してもらったところ、かつて1回だけ接種したということだったので、正直にそう書いたのが裏目に出たようです。

私「でも、ワクチン接種が1回だけだと抗体ができていないこともあるんですよね?念のため検査をしたいのですが」

スタッフ「その通りなんですけれど、助成金申請のルールで決まっているんですよ」

1回でも接種歴があると、抗体検査やワクチン接種の助成金は出せないとのこと。そういった場合は、問診票の『風疹MRワクチンの接種歴がある』の欄の回答を「はい」ではなく「不明」にしておけば、助成金OKになるようです。

ちょっと問診票を書き直したりとトラブルはありつつも、手続き自体は10分ほど。無事、夫の助成金の書類をゲットできました!

これを内科クリニックに提出すれば無料で検査できます!

余談

この助成金申請の書類、宛名は「○○様 保護者様」、接種時の年齢は「満〇歳〇カ月」になっていて、完全に小児用でした。(保健センターのスタッフにも「書類の仕様上、保護者様となっていまして…」と説明してもらいましたが)

そもそも、この「緊急風疹対策」の事業で成人男性の接種はあまり想定していないということがよくわかります。平日の昼間に保健所に行くというハードルの高さといい、このままだと成人男性の追加接種率の低さは今後も改善しなさそうだなぁ…と感じました。

風疹ワクチンの接種、対応クリニックならスムーズ

さて、助成金申請の書類を用意できたので、ようやく風疹の抗体検査が受けられます!

夫が電話した内科クリニックは、土曜日も開いていて、風疹ワクチンは「予約は不要でいつでも打てますよ」とのこと。もらってきた書類を渡し、さっそく次の土曜日に夫に行ってきてもらいました。

助成金の書類を出せば、費用はかかりません。1本採血をするだけなので、30分もかかりませんでした。土曜日に採血して、抗体検査の結果は翌週の水曜日か木曜日には電話で教えてくれます。抗体がなければ、その次の土曜日にワクチン接種してくれるとのこと。

つまり、助成金申請の書類さえ手に入れば、手続きから風疹ワクチンの接種まで、1週間ほどで済ませられるということですね!

抗体検査の結果、夫の風疹の抗体はHI法で256。免疫を十分もっていることがわかったため、風疹ワクチンを打つ必要はないことがわかり、私たちの場合はここで終了となりました。

おかげで、残りの妊娠期間は、風疹の感染については大分安心して過ごせそうです!

番外編:妊娠中の女性は風疹ワクチンの助成金をもらえるの?

風疹の抗体のない妊婦は、妊娠中はワクチンを打てませんが、出産が終わったらすぐに風疹ワクチンを打っておくとよいと言われています。次に妊娠したときのために、できるだけ早いほうがよいですよね。(予定がなくても、万一を考えて打っておくべきでしょう。)

「出産後に産院に入院している間に打ってもらうと忘れないのでよい」という意見も聞きます。

そこで、保健センターに行ったときに「私は妊婦だけど、出産後のために先に風疹ワクチンの助成金申請をしておきたいのですが」と聞きました。

スタッフ「妊娠中は発行できません。有効期限が年度末までですし」

私「11月に出産した後で打てると思うので、今のうちにもらっておきたいのですが」

スタッフ「無理なんですよ、ごめんなさい」

無茶ぶりしてすみませんでした…。
すなおに出産後に再申請するのがよさそうですね。

東京都中央区の場合、保健センターは来所でしか申請できないのですが、保健所では郵送でも対応しているとのこと。
自分自身の分は、出産後にまた申し込もうと思います。







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